野菜・穀物編
皆さんがきっと今日も食べた「お米」。
「イネ」という植物の収穫物を「お米」と呼んでいます。
このイネ、夏には風に揺られ、田んぼは緑のじゅうたんとなっています。
稲が青々と育ってきて、しばらくすると花が咲き始めます。
「え?花が咲くの?」と驚くかもしれませんが、ちゃんと花が咲き、受粉することで結実=お米ができるのです。
どんな花かと言うと・・・

この花、なんと咲いているのは天気の良い朝の2時間程度のみ。この後、この緑色の部分の中にお米ができてきます。
という事はこの花の大きさはお米1粒よりも小さいということ。
目立たない花はミツバチなどの虫に花粉を運んでもらう(虫媒花)ではなく、風に運んでもらう(風媒花)なので、天気の良い午前中、そよ風に吹かれ花粉を飛ばし受粉させます。
実はこの前に、イネの穂が顔を出す「出穂(しゅっすい)」があります。

出穂から1週間程度で花は咲き終わります。
出穂前の期間はとても大切で、気温が低かったり、逆に高すぎたり、水が少なかったり風が強すぎたりすると、収穫量に影響が出てしまいます。
お近くに田んぼのある方は、ぜひ気にしてイネの花を探してみてくださいね。
※写真は農業文化園・戸田川緑地のイネたちです。
店頭で売られているお米の場合「新米」と表示されているのは、そのお米がとれた年の12月31日までに精米され、容器に入れられたか、包装されたお米のことをいいます。
お米は、植物学上は「アフリカイネ」と「アジアイネ」に分けられます。さらに「アジアイネ」はジャポニカ種、インディカ種、ジャバニカ種に分けられ、私たちが普段食べているお米はジャポニカ種です。
日本には約300種類のコメの品種があり、おいしさだけでなく、土地の気候風土にあったもの、病害虫に強いものなど、様々な目的に合わせて品種改良されています。
画像には、5種類のお米が写っています。
赤い容器から時計回りにジャポニカ種の「あいちのかおり」、「土佐の香り米」、「銀の朏(ぎんのみかづき)」、インディカ種の「バスマティライス」、アジアイネとアフリカイネをかけあわせた「ネリカ」です。同じお米でも、粒の大きさ・色・形がそれぞれ違いますし、味も香りも歯ごたえもまるで違います。
また、「バスマティライス」と「ネリカ」は炊飯器で炊くのではなく、茹でてから蒸す「湯取り法」という調理方法で調理するとおいしく食べられます。
農家の皆さんが1年かけて育てたお米、大切においしく食べていきたいですね。
お米の種の見た目の違い







