どんぐりの成長
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樹木編
どんぐりは秋になり、落ちている状態で見ることが多いかと思いますが、実際はどんなふうに成長しているのでしょうか。
はじめに、「どんぐり」という名前の木はありません。一般にどんぐりというのは、ブナ科の木の総称を言います。代表的な日本のどんぐりの木は、「アベマキ」「クヌギ」「コナラ」「マテバシイ」「ウバメガシ」「シラカシ」などがあげられます。
もちろん、「実がなる」ということは、花も咲きますが、華やかな形でもなければ色鮮やかなお花でもないので、4月頃に密かに咲いています。
その花が受粉してどんぐりの実になるまでには、その年に実るものと2年目に実るものがあります。
こちらのコナラの実の成長の様子を撮影した写真を見てみると、夏以降、一気に実が大きく成長していく様子が分かります。どんぐりのぼうしと言われる殻斗(かくと)は、まだまだ小さな実の頃は、その実を守る防護服になっているようです。
植物の花が咲き、実になっていく途中の過程は、どんぐりに限らず、どの植物も大変面白く意外な発見もあります。何か興味がわいた植物があれば、是非じっくり長くその植物を観察してみてください。
7月中旬
8月中旬
9月中旬
10月中旬
アベマキの花
ウバメガシの花







