ヒガンバナ
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草花編
お彼岸の頃に咲くので「彼岸花(ひがんばな)」と呼ばれ、別名に「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」やヒガンバナ科を総称した「リコリス」があります。
現在の日本のヒガンバナは、中国より渡来した個体の球根から増えていきました。
日本で見られる赤い彼岸花は、種子はできず、球根が分かれて増えていきます。ただ、同じ「ヒガンバナ科」の中でも、種をつくり、種を植えて増やせる品種もあります。
花の色には、代表的な赤の他に、白、黄色、ピンク、オレンジなどがあります。
古来より「葉見ず花見ず」と言われるように、花が咲き終わってから、おおよそ晩秋から初冬が近づくと葉が出てきます。その後、冬の間に栄養を蓄え春に葉が消えてしまいます。
ヒガンバナの分球は、葉を出している間は活発に成長していますので、葉がある時期に球根は掘り上げず、5~6月頃に葉が枯れた後に掘り上げるのが良いです。
すぐに植え替える場合は白い髭のような根を触らず植え、すぐに植えない場合は根を切り取っても問題ありません。移植の場合は、周辺の土壌ごと大きく掘り取った方が根を傷めず良いです。
ヒガンバナ(庄内緑地) ヒガンバナ(徳川園)
白いヒガンバナ(荒子川公園) ヒガンバナ科タヌキノカミソリ(東谷山フルーツパーク)