秋の七草
「お好きな服は?」
植物の話なのに、服のことを聞くなんて? と変に思われているかと思いますが、これが覚え方なのです。
「お好きな服は?」 → 「おすきなふくは」
この文字の中に、秋の七草の頭文字がすべて入っています。当てはめてみましょう。
「お」・・・オミナエシ
「す」・・・ススキ
「き」・・・キキョウ
「な」・・・ナデシコ
「ふ」・・・フジバカマ
「く」・・・クズ
「は」・・・ハギ
「好きなお服は?」でも同じ頭文字になります。覚え方としては、ちょっとした遊び心があって楽しいですね。
「秋の七草」のうち、ススキやクズは、都心部でもよく見かけます。雑草として刈られても、またどんどん生えてくる植物ですが、残りの5種類は、あまり見かけることがありません。中でも、自生するキキョウやフジバカマを見ることはほとんどなく、絶滅が危惧されています。花屋さんなどでよく見かけるので、日本中どこにでもあるように思われがちですが、密かに姿を消していっています。このままでいくと、ひょっとしたら数十年後には「秋の七草」が、「秋の六草」「秋の五草」となってしまうかもしれません。
そのフジバカマには、チョウの仲間「アサギマダラ」がやってきます。このアサギマダラもまた、絶滅が危惧されている昆虫の一つです。
自然界は微妙なバランスの上に成り立っています。なんとか「秋の七草」という言葉と植物が、まぼろしとなり消えてしまわないためにも、より多くの人が「秋の七草」の一つ一つを、ちゃんと覚えてあげて、知ってあげることが何よりかと思います。

「お」…オミナエシ 「す」…ススキ

「き」…キキョウ 「な」…ナデシコ

「ふ」…フジバカマ 「く」…クズ

「は」…ハギ アサギマダラ






